ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
前回のブログ更新(8月)から少し日が空いてしましました…申し訳ございません。
我社もありがたいことにたくさんのお仕事をいただくようになり、楽しくも忙しい日々を過ごしております。
今回はコンクリート工事についてお話したいと思います。
なぜ、コンクリートなのか?といいますと、コンクリートは、ほぼ全ての建物に用いられる材料だからです。下図は基礎の一例で、独立基礎(柱の下に1つの基礎)の場合です。
建物には「基礎」という部分があります。基礎は、建築物の重さを支え、地震などの力に抵抗する役割があります。一般用語にも「基礎」という言葉があり、物事の基本という意味ですが、建築物の「基礎」も、建築物にとって一番の基本となる部分です。
建物を支える基礎は、上図のように地中に埋まっています。コンクリートは腐食しにくい材料であるため、基礎は主に鉄筋コンクリートでできています。木造でも、鉄骨造でも、どんな建築物にも基礎は必要なので、すなわちどんな建築物にもコンクリートが使われるわけです。
さて、コンクリートを打設する工事現場を見たことがある、という人はあまりいないかもしれません。それもそのはず、コンクリートは工場から運ばれてきて打設し終わるまでがスピード勝負であり、打設作業が遅くなったり、打設の際の管理が不適切だったりすると、品質に大きな影響をもたらします。その重要な管理の一つに「コンクリートの締固め」という作業があります。
写真で、流し込んでいるコンクリートに挿している棒が振動機です。
コンクリートの内部に空洞ができるのを防ぎ、型枠の隅々まで均一にコンクリートを充填させるため、打設後は必ず締固めを行います。締固めには、振動機を使用します。
振動機は、何層かに分けて打ち込みした場合は層ごとに行い、打込み層の下層まで振動機先端を垂直に入れます。1カ所あたり5~15秒程度コンクリートに振動を加えます。
この時、コンクリートの型枠(コンクリートを打ち込むための枠)には鉄筋があるので、振動機が当たってその鉄筋が動かないように注意します。
今回は、コンクリート工事についてお話しました。あまり打設工事の現場を目にする機会はないと思いますが、建物は鉄筋コンクリートの基礎で支えられている!という豆知識をもっておけば、いつか役に立つこともあるかも…?
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、お気をつけてお過ごしください♪