ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
危険な暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
我社も建築現場は灼熱地獄で、自分たちと職人さん方の体調管理に気を遣う毎日です。
今回は、建物そのものではなく設備についてのお話です。
「排煙窓」とは何かご存じでしょうか?
名前を聞いたことが無い、という方でも、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
↓この赤丸印が、排煙窓です。
排煙窓は、火災時に発生する有害な煙を外へ排出するための窓です。
火災時に発生する煙の中には、一酸化炭素が多く含まれます。
火災で亡くなる方の4割は、一酸化炭素中毒が原因と言われており、建物内の安全を確保し人命を守るために、排煙窓が活躍します。
排煙窓は「排煙設備」の一つで、建築基準法により設置の基準が定められています。
排煙窓は、煙が自然に上へと立ち昇る性質を利用して、室内の天井付近に設ける窓によって煙を排出するものですので、通常は手が届かない位置に設置されています。
そのため、窓の開閉は「排煙オペレーター」を使用します。
いざという時に速やかに使用するためには、普段から建物内のどこに排煙オペレーターがあるのか、場所の確認をしておくとともに、メンテナンスをしておくことが重要です。
こんな状態になっていたら注意!!すぐに業者に頼んで、修理してもらいましょう。
今回は、排煙設備についてお話しました。建物を設計するうえで重要なものですが、いざという時に命を守るためのスムーズな行動ができるよう、建物を使用する一人ひとりが理解しておくべきものになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きます。皆さまどうかくれぐれも体調にお気をつけください♪